古事記のイザナキ・イザナミ神話にこんな場面がある。
天(あめ)
イザナミの命(みこと)
イザナキの命が左から回って、
水蛭子(
女が先に声を掛けたのが悪かった、と。
これは男尊女卑的な印象が強く、
前後とは描き方がやや異質。
かねてシナ文献の影響が具体的に指摘されて来た。
例えば、『
「天は左転して、地は右廻す
。…男は唱えて、
…故に必ずすべからく男は左転して、
女は右廻すべし」
日本書紀(第4段第10の一書)には、
普通に淡路島を産んだ神話を収める。
こちらが「原型」と見られている。
…といったこと等は一切、
「女人先唱(にょにんせんしょう)の戒め」
(
でも間違い。
古事記神話なら、
八上(やかみ)ヒメの物語。
大国主神話の一場面だ。
大国主神の兄弟“八十神(
求婚に出かけ
だが、八上ヒメは「あなた達の申し出は皆、断る」と、
だけでなく「
勝手に相手を指名し、
(
こちらはシナ思想の影響を全く受けていない。
どうやら、
「女人先唱の戒め」なんてくそ食らえ、
それが気弱な男どもにとって明るいニュースなのか、
(